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「TS風俗」で、俺が女になる側だったお話。

「『TS風俗』か……珍しさにつられてつい頼んでみてしまったが」
 ラブホテルの一室でそう語るのはリョウ。社会人になって金ができたのをいいことに、給料とボーナスの大半をつぎ込んでソープ、デリヘル、様々な女遊びを楽しんできた。一通り試してみて少し普通の遊びに飽きてきたこともあり、たまたまネットで見つけた「TS風俗」と銘打つサイトで申し込みをしてみたのだった。
 TS。リョウもなんとなく調べてみて知っている。「男が女になってしまう」というシチュエーションのことだ。
「そんなの現実にあるわけないしな……ま、よくあるプレイの一貫だろうけど、男勝りな女の子を抱いてみるのも面白いかな」
 そうつぶやいていると、部屋のノックの音がした。
「来たか。結構早かったな」
 リョウは手慣れた手つきでドアを開けると、そこには20代半ばから後半ぐらいの青年が立って微笑んでいた。
「えっと……」
 リョウは困ったような顔をした。部屋を間違えているのだろうか。俗に言う「イケメン」と言っても差し支えない容姿をした青年は微笑みながら言った。
「お待たせしました。『TS風俗』のジュンと申します」
「ああ……」
 リョウは察した。こういった風俗店では、初めての客の様子を確認するため「遊び方説明」と称して店の若い者を派遣し、その後に女の子がようやくお目見えするという形式の店がある。
 では、さっさと説明してもらうとするか。そう思っているとジュンと名乗る青年が言った。
「お名前は?」
「ああ……リョウです」
「リョウ『ちゃん』ですか。可愛い名前ですね」
「はぁ?」
 リョウは怪訝な顔でジュンの方を見た。こいつ、何のつもりだ?馬鹿にされているのか?抗議しようと口を開きかけると、その口をジュンの口が塞いだ。
「……!!!」
 男にキスされたという怒りの前に、意味不明な事態に陥っていることへの困惑と驚きが勝って、リョウは目を見開いたまましばし固まって、ジュンの舌が自分の唇、舌、歯茎を丁寧に舐めるのを感じていた。
「ぷはっ……ば、馬鹿!何するんだよ!!」
「すみません。リョウちゃんがあまりにも可愛いので、つい」
「俺はホモじゃない!」
「ホモ……?」
ジュンは微笑みながら少し首を傾げた。
「男と男が、き、キスなんてしたら完全ホモだろ!気持ち悪い!」
「……でもリョウちゃん、女の子ですよね??」
「はっ!?俺のどこが女の子に、見えるって……」
 そう言い終わらないうちに俺は絶句した。
 いつのまにか、目の前のジュンを見上げるような感じになっている。ジュンの身長が大きくなったのか。いや、違う。自分の身長が縮んでいるのだ。それどころか。
「な、なんで俺が女物の服を着てるんだ!?」
 会社帰りのリョウはさっきまで当然、男物のスーツを着ていたはずだ。それが今は女物のタイトスカートにフリルのついた白いシャツ、まるで新人のOLみたいな服を着ている。リョウは思った。手品か何かか?
「ご丁寧に、詰め物まで……」
「詰め物?たしかに大きい胸だけど、詰め物なんですか?」
「当たり前だ!この……」
 リョウはブラジャーを付けて締め付けられる感触を上半身から感じながら、中に入っている詰め物を取ろうとして、シャツを脱ぎ、ブラジャーを外す。ぷるん、という音がするかのようにリョウのたわわな胸が外気に晒され、震える。
「え?……ええ??」
「自分から脱いでくれたんですね。リョウちゃん、本当に大きくて綺麗なおっぱいですね」
 ジュンはそう言いながらリョウの乳首を軽くつまむ。
「ひゃぁん!」
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「感度も良好、と。じゃ、早速ベッドの方に行きましょうか」
 そう言いながらジュンは手慣れた手つきでリョウをベッドの方に追いやり、押し倒す。
「こ、こんな……俺はTS風俗に……」
「そうですよ、だからリョウちゃん、女の子になっちゃったんでしょ?」
「俺が女の子になるなんて、聞いてなっ……ひゃぅぅん」
 言い終わる前にジュンがリョウの乳首をぺろぺろと舐める。空いた手でリョウのもう一方の乳首をツンツンと刺激する。
「ひゃぁぁぁん、やめ、やめろぉ」
 言ってもまったく止める気配のないジュン。
「やば、あ、な、なんか来るぅっ!」
 リョウの白い肢体がうっすらと桜色に染まり、ヒクヒクと小さく小刻みに痙攣する。
「あらら、乳首だけでイッちゃったんですか?エッチな娘ですね……♡」
「うう……見るなぁ……」
 女として絶頂を迎えたのを見ず知らずの男に見られてしまったリョウは火照った顔を相手に見せまいと片手で顔を隠す。
「大丈夫ですよ。女の子の気持ちいいところ、これからが本番ですよ?」
「え、え、それって」
「さ、下も脱がせてあげますよ」
「ちょ、ちょっと!」
 するするとリョウが履いていたタイトスカートを脱がせていくジュン。フリルの付いた水色と黒の下着が露わになる。
「わぁ、可愛い下着ですね」
「お、俺が履いたわけじゃない!見るなぁ!脱がすなぁ!」
「ほら、大人しくしないと下着、破れちゃいますよ?」
 ゆっくりと下着を脱がせにかかるジュン。最初は下着を押さえて抵抗していたリョウだったが、観念したのか大人しくなる。
「……わぁ、本当に綺麗な身体ですね。興奮してきちゃいますよ」
「な、なんでこんなことに……恥ずかしい……」
 リョウは両手で真っ赤になった顔を覆い、秘部を足で必死に隠そうとする。
「リョウちゃん、ほら、こっち見てください」
「え……ひぃっ!?」
 リョウが顔を覆っていた手を恐る恐るどけると、そこにはよく見慣れた――と言っても「自分のモノではないモノ」をこんなに間近で見る機会は今までなかったが――男のモノがしっかりと勃起していた。
「リョウちゃんのエッチな身体見てたら、こんなになっちゃいました。大きいでしょ?」
「え、あ、やだ、怖い」
「今からこれがリョウちゃんの中に入っていきますからね~」
「嫌だ、そんな大きいの、入らない」
 自分が男だと言うことも忘れて涙目でイヤイヤをするリョウ。
「大丈夫ですよ。リョウちゃんの膣内は僕のモノが一番気持ちよく感じるように最適化されてますから。相性は100%、抜群です」
「や、やぁ、やめっ……うぁぁん!」
 ズブズブとリョウの中までジュンがゆっくりと挿入していく。リョウの股間から腹の内部にかけて、男だったときには感じたことのない異物感が広がっていく。
「あぁ……全部入りました。嫌だとか言って、下の方は受け入れ体制万全ですけど?リョウちゃんの中、すごくトロトロで気持ちいいです」
「う、嘘だ、そ、そんなこと……」
「ほら、挿れてるそばから溢れてきてますよ、エッチなお汁が」
 ジュンがリョウの目の前に、つまんだ指を持ってきてゆっくりと親指と人差し指を開く。ネバネバとした透明な液が、ゆっくりと糸を引いた。
「お、俺、男なのに」
「男だったらこんなエッチなお汁、沢山出しませんよ~」
 ジュンが笑いながら言うと、ふと優しい顔になって続ける。
「大丈夫ですよ、リョウさん。僕、優しくしますから。女の子の気持ちよさ、身体中で感じちゃってください♪じゃ、動きます」
「そんな、あ、あぁぁぁん!ぁぁん!あん!」
 言うか言わないかのうちに、ゆっくりとした動きでジュンが前後への抽送を始める。ジュンが中で動くのに合わせて、膣内のあらゆる部分が刺激されて快感へと昇華されていく。これまで感じたことのない快感がリョウの中を支配し、リョウは自分でも知らないうちに女の嬌声をあげていた。
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「リョウちゃん、どうですか、気持ちいいですか?」
 ゆっくりと前後に動きながら、ジュンが優しい声で言う。
「あっ、あぁぁん、うん、あっ、きもちいい、きもちいい」
「そうですか、気持ちいいんですね……じゃあ、もっと気持ちよくしてあげます」
「ひゃぁぁ、あああん!それ、やばい、からぁ!」
「わかりますか?今触ってるのが、リョウちゃんのクリトリスですよ」
「ひゅごい、おとこなのに、くりとりすきもちいいよぉっ、あぁぁ、あん」
「今は女の子なんですよ……♡」
 ジュンは女の身体を知り尽くしている、とでも言った調子で、前後に動きながら優しくリョウのクリトリスをこね回す。
「これなにっ、すごいっ、あぁぁんっ、またイキそうっ、やばいよぉっ」
「イッていいんですよ、リョウちゃん♪……僕もイキそうなんで、中に出しますね♡」
「えっ、あぁぁん、なか、なかはだめ、赤ちゃんできちゃうから、ぁああっ、あ、あぁあん!」
 ジュンのモノが自分の中で脈打ち、ドクドクと自分の中に熱い精液が注がれていくのを感じながら、 リョウは頭の中が快感で埋め尽くされ、真っ白になっていった。



「どうでしたか、リョウちゃん?初めての女の子エッチは?」
「う、うん……すごかった……」
 自分の乱れる様子を思い出して赤くなりながら、リョウはジュンの胸の中に抱かれていた。
「嬉しいです。リョウちゃん感じやすいみたいですね♪最後、気を失っちゃうなんて」
「そ、それはジュンさんが上手くて……」
「リョウちゃんの中が気持ちよかったから、頑張っちゃいましたよ♡」
「あ、ありがと……う……?」
「あはは。随分素直になりましたね?」
「うう……」



 シャワーを浴びて、服を着たところでジュンが言った。
「それじゃ、そろそろ時間ですね。本日はありがとうございました」
「ね、ねえ、ジュンさん……」
「何でしょう?」
 リョウは言い出しにくそうにしながら、意を決したように言う。
「わ、『私』、……本当にジュンさんのこと、好きになっちゃったみたいで……」
「……ふふ、すっかり女の子『みたい』ですね?」
 リョウは一瞬びっくりしたような顔をしたあと、軽くジュンを睨みつける。
「誤魔化さないで!……また会ってくれますか?」
「うん、また会おう♪僕の方も、本当に好きになっちゃうかも」
 そう言って、よしよしとリョウの頭を撫でるジュン。
「……じゃあ」
「うん?」
「ジュンさん、もう一回だけキスして……」
「もちろん」
「嬉しい。んっ……」
 最初のキスとは違う味の濃厚なキスに、リョウも舌を絡ませて応戦する。
 お互い唇を離すと、リョウが言った。
「じゃ、また会えるのを楽しみにしてるね」
「……うん!絶対またお願いするから……」



 ドアが締まって、先ほどのキスの味を確認しようとしたところで、
「あ、元に……戻ってる」
 リョウは元の男物のスーツを着ている自分に気づく。
「そっか、私……じゃない。俺……男だったな」
 ふーっ、と一息ついて、帰り支度を始めながら、リョウが誰に言うでもなく呟いた。
「また……女になってみたいかもな」
 その後リョウがTS風俗に足繁く通うようになるのはまた別のお話。



 一方のジュン。帰り道であたりを確認する。ジュンが短髪のはずの髪を、ふっ、と女性のようにかきあげるような仕草を見せると、たちまちのうちにジュンが変化を始め、一瞬でセクシーな美女へと変貌を遂げた。ジュンが呟くように言った。
「昔は私も、お客さんだったんだけどね……。TS風俗にハマって、気がついたらそのまま女の子として暮らしたいと思ってたんだよね。そうしたら店長から誘われて、TS風俗のお店の子として働き始めたんだっけ。……今度はまさか、普段は女の子、お仕事のときだけ男に戻って女の子を抱く側に回るなんて思ってもみなかったけど……たしかに、女の身体のことを知り尽くしている男だから、今日のリョウちゃんも気持ちよさそうだったなぁ……リョウちゃんも素質ありそうだったから、同じ道をたどるのかな?」
 ところで、あの店長は何者なんだろうか。ジュンは何度めかの同じ疑問を心の中で思ったが、それも一瞬のことだった。
「さて、折角手に入れた女の身体だもん、今日も気持ちよくなりますか……♡」
 そう言うと、ジュンは夜の闇へと消えていった。
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コメント

素晴らしいです

こちらでははじめまして。

早速ですが読ませていただきました。
タイトルから展開は予測できたんですが、それでも引き込まれて最後まで読んでしまいました。
そしてラストはなぜか全く予想になくて。

変身後のリョウがかなり可愛くなっちゃって。
それだけでも萌えました。

素晴らしい話をありがとうございました。

ありがとうございます!

城弾さんこんばんは!
大先輩からコメント頂けるとは……光栄です!
ラストだけちょっとひねりましたが、今回は王道TSを目指してみました!

今年はTS作品、さらに出していこうと思いますのでよろしくお願いします!感想ありがとうございました!!!
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Author:みなづきななな
皆月なななです。 TSF(男が女になっちゃう)小説を書いています! Twitterもよろしくね https://twitter.com/nanana_minaduki

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